今回はメインとなる料理ではなく、私が時々作る中華料理の脇役2品をご紹介したいと思います。
ひとつ目は、パオピン(包餅)といいます。これは単なる小麦粉を焼いただけのものですが、脇役として素晴らしい役割を果たします。
まず、薄力粉をボールに入れ、ひとつまみ塩を入れ、水を入れて練り、いわゆる耳たぶ程度のやわらかさにします。
広がった時に餃子の皮より少し大きく、炒め物などを包むことができる程度にのし棒などで伸ばしていきます。最終的なところ、大きさは自由でいいと思います。ただし、可能なら薄目にしてください。硬くなるとぬれ煎餅に近くなります。
これは、餃子の餡を包むといったプレッシャーがないので、子どもと作ってもいいかもしれません。
それをフライパンでどんどん焼いていきます。油は使わないです。
焦げ目はつかなくてもいいです。火は比較的早く通ると思います。これをいっぱい作り、中華料理の真ん中に置き、いろいろな料理を包んで食べます。
北京ダックを食べたことがある方は、あれか!とお気付きになるかもしれません。
もうひとつは手延べ麺です。先ほどの小麦粉でつくった生地をただ単に手で細くて伸ばして行くだけです。私は、中国の友人の家に招待されていき、その時教えてもらいました。おしゃべりをしながら、伸ばしながら、といった感じです。これなら、特別な技術も要らず、子どもとでも作ることことができます。
この麺も、いろいろな中華料理と和えて食べればよいです。私は時間がない時など、炒め物の傍らで、素麺などを茹でておき、この手延べ麺のようにしています。
中国の庶民の知恵、中華料理の名脇役2品をご紹介しました。小麦粉をこねて料理作ることを覚えると結構充実感があります。ぜひお試しください!