パクチーについての雑感

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嫌いだったパクチー

皆さんはパクチーは好きですか?私は大好きなのですが、最初は嫌いでした。中国ではシャンチァイ(香菜)、米国ではスパニッシュの人達がではシラントロと言っているのを耳にしました。パクチーはタイ語なのですね。お恥ずかしい話し、最近まで知りませんでした。英語ではご存知、コリアンダーですね。

以前中国をバックパッカーで回った話をしました。甘粛省の蘭州市からバスでチベット族の街夏河にいったとき、途中の臨夏という町で昼食休憩になりました。イスラム教徒である回族の街です。その町すごかったです。町中がパクチーの匂いで充満しているのです。あれは、嫌いな人からすると拷問のような環境だと思います。

そこで食べた中国語でチャオミェンピェン(炒面片)の味は素晴らしかったです。小麦粉をすいとん状にちぎったものを茹で、その後野菜、お肉などと炒めたものです。スパイシー、激辛なのですが大変美味しいものでした。スープに入ったものもあります。移動で通っただけの町でしたが、素晴らしい食べ物でした。遠くには、6000メートル級の山脈が見え、まさに異国!という感じで、忘れられないです。

この料理になくてはならないものが、パクチーです。客に供されるときには、パクチーがたっぷりかけられて出て来ます。町中パクチーの匂いが充満し、料理もこれでもかというパクチー責めで、その頃まだあまりパクチーが好きでなかった私はちょっとビビりながら食べました。

なくてはならないものに

パクチーの好みは人によります。私のように、最初は嫌いだったけど後で好きになったという人もいれば、まったくだめだという人もいます。だめな人にとっては中国旅行は食に関していえば苦痛と思います。

しかし、慣れると次第にパクチーがないと物足りなく感じるようになっていきました。以前は、台湾料理屋でパクチーだけの盛り合わせを出すところがありよく行っていました。一緒に行った友人からは奇異の目で見られていましたが、好きなものは好き。我慢はせず、パクチー盛りをぱくついていました。

後に、あまりにパクチーが恋しくなり、台湾の友人から、種をもらい、家庭菜園で栽培しました。しかし、土壌が悪かったのか、植えた時期が悪かったのか、短いうちに花が咲いてしまい失敗に終わりました。また、先日も、いただいたパクチーを植えかえたのですが、すぐ枯れてしまいました。リベンジを果たすべく、チャンスを探して栽培してみたいと思っています。パクチーを育てるときには、土壌にも注意しておく必要があります。

妻は私と出会ったころは、パクチーをあまり食べられませんでした。出会った最初のころ、デートでベトナム料理に連れて行ったことがあるのですが、香草がたっぷり入っていて、「草を食べているみたい」と言ってましたが、私の影響で次第に食べられるようになり、今では全然平気です。

パクチーは、調べてみると、ベータカロチン、ビタミンB1、ビタミンC、その他のミネラルを含んでおり、目によく、疲労回復に効果があり、薬味で使われ脇役ですが、栄養のある食べ物です。

アジア料理が食べたくなってきました。私の好きな四ツ谷の稲草園でもいくとするか。なんて思ってしまいました。

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