昨日は中国のお茶について書きました。今日は、アメリカとフランスで印象に残ったカフェについて書きます。中国のお茶と欧米のカフェは同じ概念ではないと思いますが、お茶を通じてコミュニケーションをとる場所、リラックスする場所、食事もとれる場所と広い意味でとらえて少し触れてみたいと思います。
ニューヨーク駐在のとき、朝からふらっと出かけてカフェやダイナーで食事をとることがありました。ダイナーだとパンケーキかトースト、ポーチドエッグ、ベーコンといういかにもアメリカという食事になります。ボリュームもありますし、コーヒーは基本的に飲み放題。日本も飲み放題がもっと多くなればいいのですが。
私と妻がお気に入りだったカフェは、シネマカフェというところでした。庶民的ないかにもアメリカ!といったカフェです。ここは、映画をモチーフにしているところで、店内は、映画関連のポスター、写真が飾ってありました。美味しかったのは、フルーツがたくさんのったパンケーキ。イチゴやブルーベリーがたっぷりのったパンケーキは見た目も鮮やかで、メイプルシロップなどをかけて食べたら最高です。お休みの朝の楽しみ。今でも思い出します。
ソーホーあたりもおしゃれなカフェがあるのですが、めちゃくちゃかっこいい人たちが脚組んで座っていると、気後れしては入れなかったですね。
ニューヨークでは、有名ではないですがひっそりとしたカフェを探して行ったりしました。そうしたところで出しているプレート、それに添えられているゴートチーズ。ささやかながら素晴らしいものでした。ゴートチーズは、いわずもがなヤギのミルクから作ったチーズ、少し匂いが強いですが、慣れるとその魅力にはまってしまいます。
最後に、パリのカフェ。出張で行ったパリで、朝訪問先に行く前にインタビューの準備ため、ふらっと寄りました。クロワッサンとエスプレッソだけ頼んだだけですが、いかにもパリの朝、という感じで充実感で満たされました。パリジャン、パリジェンヌは、コーヒーとクロワッサンの組み合わせとかシンプルに済ませているように見受けられました。クリエイティブな食事のせいか、その後のインタビューも大成功でした!!
コーヒーの起源は、いまのイエメンあたりのイスラム教徒が眠けをはらうために飲んだカフアというものだったかと記憶しています。長い歴史を経て、世界のあちこちでカフェ文化が根付いている。また、いいカフェを探したくなりました。