大学院在学中のとき、同級生に韓国からの留学生が多くいました。
韓国の留学生、中国からの留学生と私の三人でキャンプをしたことがあります。合宿のあと、もう一泊しようということになり、バンガローを借りてキャンプをすることになりました。
三人で役割分担しました。韓国の留学生は、飯盒でご飯を炊く係、中国人留学生は料理係、私は火を起こしたり、その他全般対応。
韓国人留学生は、軍人ということもあって飯盒炊さんは完璧でした。一方の中国人留学生は、さすが中国ということで、短時間で簡単な料理を作ってくれました。中国では夫婦共働きが多く、旦那さん、奥さんともに料理が作れます。
ちなみに、その日の料理は、卵とトマトの炒め物、卵とピーマンの炒め物でしたが、どちらもほぼ、塩と砂糖だけで味付けされただけですが、美味しかったです。
今日の話しは、カクテキでした。
その韓国人留学生の家に招待されました。私は、はりきって、自分の畑で採れた大根を使ってカクテキをつくり持って行きました。
韓国の家庭料理は大変素朴で美味しかったです。印象に残っているのは、牛肉ひき肉と昆布のスープです。これは今までに食べたことがなく、しかし旨味のあるスープでした。
さて、私のカクテキです。その友人は、一口食べてむせてしまいました。というのは、ニンニクが多かったのです。韓国料理だからやたらニンニクを入れればよいというのではなく、やはり加減があります。
そこで作り方を教えてもらい、その後、軌道修正していきました。以下、簡単カクテキの作り方です。
まず、大根をサイコロ状に切ります。塩を振り、水を出します。これは浅漬けなどと同じです。ニンニクは少し控えめにすりおろし、あとは唐辛子を入れて混ぜ合わせます。唐辛子も適量で少し色が着くくらいでいいです。当日食べてもいいですが、何日かおきます。これで、素朴な家庭料理のカクテキの出来上がりです。
やはり、異文化を背景とする人から教えてもらうのは、ワクワクして楽しいことだと思います。