人参の葉っぱのおひたし

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人参の葉っぱは捨てる?

家庭菜園は、土日しか行くことはできませんが、子どもが畑に行きたがることもあり、毎週末通っています。以前やっていたように有機農法で野菜を育てています。うちの子どもは雨の日でも畑行こうといいだすので、そのあたりはすごいなと思います。とはいえ、雨の中で作業させるわけにも行かないので、野菜の育っている様子だけ確認した後、車で待機させて、私が作業します。

雨の中で作業するのも大変ですが、雪が降った時にいちごに降り積もった雪を取り除く作業は、大変でした。いちごに触らないように素手で雪をどかしていったので、手はかじかみすごい状況でした。慎重に除雪作業を行ったものの、1枚葉っぱをもいでしまいました。

去年と今年の夏、うちの畑は豊作で、特にナスは取れすぎというくらい取れました。おすそ分けもでき、子どもとしても自慢で、ドヤ顔でした。いまは、いちごや人参などを育てています。うちの子どもは、いちごが収穫できるのを楽しみにしています。

美味しい人参の葉っぱ

皆さんは人参の葉っぱを食べたことがありますか?大抵は捨ててしまっているかもしれません。しかし、食べてみると、これがなかなかのものです。少し春菊の味に似ています。そのため、一度すき焼きに使ってみました。悪くないと思います。難があるとすれば、少し硬いところです。人参本体近いところの茎は、大きければ大きいほど固くなります。それでも美味しいことは美味しいです。

この人参の葉っぱの料理のことを知ったのは、何かの本の中で見た北大路魯山人の懐石料理の献立でした。魯山人は、普通だったら捨ててしまうような材料を活かし、懐石料理の献立を組み立てたこともあったようです。その中に人参の葉っぱのおひたしがありました。さっそく自分でも作ってみてマイレシピに加えました。材料を活かしなるべく捨てるところを減らすことは、魯山人が言うように、物を生かす殺すの道理がわかり、料理を通じて人生の妙味を味わうことにつながります。

先ほど述べたように、おひたしに続いて、その味が春菊に似ていたことから、すき焼きに春菊の代わりに入れてみました。それがなかなかよくうちでは春菊と並んでよく使います。最初は、春菊と併用して、人参の葉っぱもということで補足的に使うのがよいかもしれません。

またマクロビオティック的な、「一物全体」という視点からも、人参の葉っぱをいただくことは道理にかなっていると思います。最も、農薬まみれだと捨てたほうがよいでしょう。しかし、有機農法の人参なら捨てる手はありません。

ご自分で人参を栽培していらっしゃる方は、人参の葉っぱは青虫、芋虫が付きやすいので、唐辛子を漬けこんだ自然防虫剤で防ぐとよいと思います。多少は虫に食われても葉っぱは美味しくいただけます。

ちなみに、うちはかぶの葉っぱ、大根の葉っぱも捨てません。かぶの葉はビタミンCが多いので、細かく刻んでスープに入れるとよいと思います。それから、大根の葉っぱも、油揚げなどと炒めて使います。油揚げと大根の葉っぱ、あるいは今回の主人公である人参の葉っぱを醤油、みりん、水で煮詰めます。水がなくるくらいになったら出来上がりで、このレシピは作りおきあるいはお弁当のおかずになります。覚めても美味しいですし、1週間くらいなら冷蔵庫で持ちます。夏場だったり、日が経ったなと思う場合は、少しだけ煮直すとよいと思います。

皆さんももし機会があったら、人参の葉っぱのおひたしなどに挑戦してみてください。思った以上にいけるのではないかと思います。ただお子さんがまだ小学校に上がらない幼児の場合は、固い人参の葉っぱは少し控えたほうが良いかもしれません。

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