これは、以前友人家族と海岸でバーベキューをしたときの話しです。
バーベキューをやった場所は、メインの場所から少し離れていて、人はあまり多くなく、余裕でバーベキューを楽しめました。
その分、一点不便な点がありました。洗い場がなかったのです。食べている最中から、どう片付けるかを考えていました。
炭は、砂に埋めれば済みそうです。網などは新聞紙の残りなどで拭き取りました。食器は、油だらけ。さて、どうするか?
そう考えている時に、ふとある光景が思い浮かびました。それは、映画『荒野の決闘』のはじめの方で、ヘンリー・フォンダ扮するワイアット・アープを長男とする4人兄弟が夕食をとっている場面でした。食べ終わった後、皿を砂にまぶして汚れを取っていました。
それを思い出し、やってみました。油分は見事落ちました。もちろん家に帰って再度洗いますが、汚れを落とすには充分でした。さすが、カウボーイの知恵。ちょっと拝借してやってみましたが、見事に成功でした。こんなことを考え出すのも、アウトドア料理の醍醐味というか知恵の出しどころかと思います。
そういえば、話しはそれますが、この荒野の決闘の英語のタイトルは、My Darling Clementine、でなんかすごく愛らしい名前ですね。クレメンタインというとオレンジというかみかんのような食べ物なので、意外な邦訳だと思います。
映画の中にも、アウトドアクッキングの知恵が垣間見えた、という経験のお話でした。