良寛和尚は、食事の後は散歩逍遥せよ、というような内容のことをいっていたかと記憶しています。
ちょっと視点は違いますが、時代小説の作家であり食通であった池波正太郎さんは、「散歩のとき何か食べたくなって」という本を書いていらっしゃいます。池波さんは、散歩とはそぞろ歩きで、目的地を決めていくものではない、というようなことをおっしゃっています。
健康としての散歩、そぞろ歩きのときの美味しいものの発見。やはり、散歩の効能は素晴らしいと思います。
私は散歩が好きで、独身の頃は、土日などリュックを背負って日がな一日歩いていました。私は、グルメとは言えないですが、店の構えでワクワクを感じ、入って美味しいとやっぱりな、などと自分の目利きに自信を持ってしまうという癖があります。
一方で、健康法としての散歩では、消化を邪魔しない程度で適度に血を散らしながら、体に良いのではないかと考えています。
なので、土日などはご飯の後、子どもと散歩をするようにしています。
子どもと目的地を決めて歩くのは、ウォーキングと定義しています。土日などの朝ごはん後、高尾山口まで歩くのが楽しみの一つです。
ある意味、食事の後の散歩までが食事のプロセス、ということもできるかなと思います。