禅の食事作法

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以前他社に転職した友人とランチを共にしたとき感じたことです。

食べながら気づいたのですが、自分の食べるときの姿勢が悪く、見栄えが悪いのでは、とふと思いました。

だいぶん昔に、座禅の修行をしたことがあります。よく警策(けいさく、きょうさく、とも)で叩かれました。

その座禅会で、一泊二日で座禅を修行をしたことがあります。当然のことながら、参加者で食事を一緒に取ります。

夕食のことは薬石といいます。ご飯をいただくとき、みんなで般若心経を唱えながら、準備をしたり、お菜を回して取り分けたりします。そして、大体般若心経を唱え終わると同時に、準備が完了という具合になります。

もちろんいただくときは、姿勢よく、背筋は伸びた状態です。そして、おかずなどを、食べるときは、それぞれの皿を手で取り自分に近づけて頂きます。やはり、こうした所作は綺麗だと思います。おしゃべりはしません。

面白かったのは、うどんだけは、ズルズル音を言わせて食べて良いことです。ちなみにお掃除も音を立てて構いません。

食べ終わると、お茶を茶碗に入れて、それで洗います。その一杯のお茶をうまく使って全ての器を洗い、重ねて各自の風呂敷にしまいます。

そうした経験を思い出し、少し姿勢を正さねば、と思いました。

ご飯をいただくときは、心で感謝し、姿勢も綺麗にし、いただくことで、ありがたく、また楽しくいただけるのかなと思いました。

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