きゅうりは音を食べるもの、夏を食べるもの

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なんかわかるような、わからないようなタイトルですよね。ただ、私は、栄養素がすくないと言われるきゅうりの良い点を主張してみたいと思います。

うちの息子は、お寿司が好きで、特にカッパ巻きは大好きです。ただ、巷で「きゅうりはあまり栄養のない野菜」と流布しており、何かきゅうりが可哀想でならなかったです。

ネットなどで検索すると、もっとも栄養のない野菜とか、それは伝え方の問題で栄養はある程度あるといった情報が出てきます。結論的には、ビタミンC、カロチン、カリウムが入っているようです。また、夏の野菜であるため体を冷やす作用もあるようです。

もちろん栄養素があれば、それに越したことはありません。しかし、それ以上に日本の食文化に深く根ざした野菜ではないかと思うのです。

きゅうりのお漬物、付け合わせ、サラダ、カッパ巻きなど。今では、旬でなくてもきゅうりは食べられます。夏になるときゅうりの登場する機会はぐっと増えます。やはりきゅうりは夏食べたいものです。子どもの頃は、畑でとってそのままかぶりついていました。

以前寿司屋で怒られた話しを書きましたが、そのお寿司屋さんは、きゅうりの千切りが一番歯ごたえがいいと言っていました。きゅうりの歯ごたえと、かりかりといった音はやはりきゅうりの持つ特徴ですし、魯山人的に言えば、きゅうりは音を食べるもの、と言えるように思います。

そしてまたきゅうりは、夏を食べるもの、といって良いかもしれません。やはりきゅうりは、日本の食文化になくてはならない存在と主張したいです。

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