高尾の魅力
筆者は高尾に住んでいます。よく知人などからは、「観光地に住んでいるようなものですね」、「気温が3度は違うでしょ？」などと言われます。確かに、高尾山はすぐ近くですし、気温も少し違います。先日は6度くらい違ったことがありました。
本来は、子供の教育環境を考えての移住でした。ただ、こちらに来てよかったかと思うことがあります。ひとつはやはり自然が多いということです。クワガタが家の玄関のところまで飛んで来たりします。都心ではなかなかないでしょう。あとは、歴史があること。後北条氏の歴史などに触れて、結構感動しています。
あと、観光地には意外と洗練されたレストランや物を販売するお店などがあるものですが、高尾もおしゃれで美味しいお店などがあります。こうしたお店を見つけたり、行ったりするのも週末の楽しみです。
パンと蕎麦
あとは、美味しいものが結構あります。特に、ここで書きたいのは、パンと蕎麦についてです。
蕎麦屋さんは、高尾山駅に行けばたくさんのお店が軒を連ねています。ケーブルカー駅に向かうメイン通りは、門前町のようになっていて、蕎麦屋ストリートになっています。高尾山口の蕎麦の売りは、「とろろ蕎麦」です。高尾の蕎麦というと、ととろ蕎麦が代名詞になっていると言ってよいくらいです。
車で行く距離にはなりますが、そのほかの良い蕎麦屋が散在しています。そんな中でも触れたいのが、高尾から高尾山に向かう途中の椚田町（くぬぎだまち）にある杜々（とと）などは民家を改造したちょっとカフェ風で、美味しい蕎麦を食べることができます。美味しくヘルシーな蕎麦と雑穀料理は、大人にも子どもにも喜ばれます。先日、友人家族といった時には、友人の子どもはせいろを3枚食べていました。それくらい美味しかったのだと思います。
恩方やぶも人気のお店のひとつで、土日は開店からにぎわっています。値段も手ごろです。
また、天然酵母パンなどのお店もあります。こちらも探すのに苦労することこになったりしますが、例えば、下恩方のグルヌイユなどは、もっちりとした外国風のパンで自然の味が楽しめます。天然酵母で作るパンなので、お値段は高め。しかし、味には満足度があります。カンパーニュなどは、四分の一カットから買えるので助かります。うちの子どもは、ここのクロワッサンが大好き。スコーンなども売っています。
うちは友人宅のホームパーティーに呼ばれたときには、差し入れでここのパンを買っていきます。ホームパーティの料理を引き立ててすごく喜ばれます。
グルヌイユは、営業日時が週３回なので注意。木、金、土の13時から17時までです。お店は少し狭いので、先客がいる場合は、外で待ちます。見ていると、リピーターの人が多く、家族できてまとめ買いする人もいます。サイクリングのグループ、個人が立ち寄ることも多いようです。口コミで広まっているのでしょう。車の駐車スペースは1台です。
あとは、高尾駅から甲州街道沿いに相模湖方面に向かい右側にあるチチも人気店です。こちらは、小さなカフェもあります。こちらのパンは人気ですぐ売り切れてしまうのでご注意を。ブロックを積み上げた看板が目印です。よく注意しないと見落とします。甲州街道沿いなので、車の通行量が多いため路駐しての購入はやめましょう。徒歩をお勧めします。
高尾周辺の自然の味が感じられる素敵な食べ物。ささやかながら、こうした良いものに出会えると田舎暮らしもウキウキして来ます。山を散策、ハイキングしたり、歴史的遺物散策しながら、よい品質のものに出会える、これは田舎暮らしというか、観光地に住んでいる楽しみでもあります。
次回は、もう少しパンについて書きたいと思います。
