いつもではないにしても、たまにはチューブのではなく、本物のわさびを使うと豊かな気持ちになります。
以前取り上げた阿佐ヶ谷のお寿司屋さんでは、本わさびを鮫肌でおろしそれをすぐにお寿司に使っていました。おろしたてです。
本わさびは、練り物のわさびより少し辛さが弱く、じっくり味わうと旨味があります天然ものの旨味です。
スーパーでも売っており、大きさによって数百円から千円くらいといったところでしょうか。高価ですね。そのためうちでは、たまにしか買いません。友人、知人を招く時に使ったりします。
わさびは、本体だけが美味しいばかりではありません。わさびの葉がまた美味しいです。また花の部分の花わさびも食べられます。私はこのことを丸元氏のレシピで知りました。わさびの葉をおひたしにして食べるのですが、葉もわさびの味の味がし、少し辛味があり大変美味しいです。
蕎麦にしてもそうですが、土地の痩せたところでできたこうした食材を使って美味しいものを作り出した先人の知恵はすごいと思います。
私がよく引用する魯山人は、粉わさびを使っていたということも聞きます。このあたりの理由は、調査課題としたいと思います。