食文化論

記憶に残る中国の4種類のお茶

中国を旅行した話しを何度かしました。料理も地方色のある料理がありましたが、お茶もいろいろなお茶がありました。四つほど上げてみたいと思います。

まずは龍井茶。このお茶は浙江省の杭州周辺で飲まれているお茶です。上海など中国の沿岸寄りの中央部で消費されています。烏龍茶と異なり、発酵させていないお茶で、日本の緑茶に近いです。杭州で飲んであまりのおいしさにびっくりしましたが、おそらく水の硬度が高いことがおいしさにつながっていると思います。現地でで飲むと表面張力でもっこりと水が持ち上がっています。

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祖父の好物

いろいろ食文化、高尾グルメなど書いていたら、連想的にかなり逸脱し、ふと祖父が食べていた物を思い出しました。ちょっとげてものの紹介のようになってしまいますが悪しからず、ご容赦ください。

祖父は、明治生まれで、また太平洋戦争を経験したこともあり、野山のものの食べ方を知っていました。例えば、タニシ。魯山人もタニシが好きだったようですが、寄生虫がいるので食べ方は、気をつけなければなりません。

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定食屋の魅力

八王子市美山町の定食屋まるや食堂

定食屋。今この言葉を聞くと、今では「大戸屋」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。あるいはやよい軒を思い浮かべる方もいるかもしれません。それくらい大戸屋は定食というものをを広めましたね。最も関東中心ではあるかもしれませんが、それでもその貢献度は大きいですし、外国人を惹きつけているところもすごいですね。

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ニューヨークの友人のパーティー料理

自作ウェルカムボード

ニューヨークにいたとき、妻の友人に俳優やモデルなど華やかな職業の人たちがいました。俳優といっても、主役をはれるような俳優さんではなかったですが、それでも映画やテレビドラマで見かけました。そうした知人のなかに、俳優にも料理をつくったことのある女性シェフがいました。ロバートデニーロにも料理を作ったことがあったり、女性タレントのお抱えシェフ依頼があったりなどすごいうわさを耳にしていました。その女性は、カリビアンで背が高く美人で、実際モデルもしていたようでした。

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発達障害と食品添加物について

今日のグルメ情報:喰いもの屋ろくでもないくまのチキンカツと焼きそばの定食

今回はうちの息子の発達障害について書きながら、添加物について触れます。

うちの息子は、トゥレット症候群というチックが複数発症するこうした症状は多動などを伴うことがあるとのことです。実際多動的傾向があります。

こうしたことがあるとわかったのは、保育園時代で、小学校を選ぶ前にわかったので、それを受け入れる体制のある小学校に入学をお願いしました。

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ニューヨークの日常的なパンと米について

パンについては、ヨーロッパや日本のことばかり書いて来ました。今日はアメリカで気づいたことを書きたいと思います。ここでは、またニューヨークでの話しになるので、アメリカ全体をくくるような一般論的なことはいえないかと思います。

ニューヨークでは、ヨーロッパにあるようなパン屋さんはあったと思いますが、あまり印象にありません。食品スーパーのチェーン店でもいろいろなパンがありました。スーパーの中にパンコーナーがあったりします。ヨーロッパて食べるようなものもありました。ニューヨーカーはパンパーニッケルのような少し酸っぱく黒い色をしたパンを好む人が多かったように記憶しています。

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檀流クッキングとの出会い

正直な話しをしますと、私は、大学を卒業するまでは、あまり料理は得意ではありませんでした。作るといって野菜炒めくらい。それも、調味料などは分からないので、焼肉のタレで炒めるというズボラかつ超素人料理でした。自炊といっても名ばかりといっていいくらい。自分で好き好んで作ることはありませんでした。

昔は(今はどうかよくわかりませんが)、賄い付きの下宿というのがあったので、大学2年生まではそこでお世話になりました。ここで一つだけよいことがありました。出されたものをすべて食べることで偏食がなくなったのです。やはり、多少人目を気にするというか、強制力があると偏食もなくなるようです。

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氏照の食事を想像する

以前、北条氏照のことを書きました。氏照が築城した八王子城は自然豊かなところでした。その当時は、山菜などもや豊かで、禽獣などの獣も取れたと思われます。いまでも、鹿やイノシシがいるくらいです。

うっかりしていました。北条氏照をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に触れておきます。北条とは、歴史学的には後北条と言われていますが、鎌倉幕府の後半を治めた北条氏と区別するために「ごほうじょう」と言います。以下では、単に北条とします。

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ニューヨークと横浜の中華街について

世界の中では大規模な中華街があります。残念ながら、サンフランシスコやロサンゼルスのことは、私はわかりません。横浜、ニューヨーク、そしてロンドンだけはいったことがあります。

ロンドンは、小規模に感じました。確か、ピカデリーサーカスの近くだったかと思います、ラーメンを食べましたが、中国で食べた味付けがかなりされたほうの部類に入るとものでした。ここは知っていていたというより、偶然見つけて入ったというのが実態です。

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究極の選択 水餃子か焼餃子か

結局は、好みの問題に落ち着い付いてしまうかもしれませんが、今日は究極の選択として、水餃子と焼餃子について考えてみたいと思います。私が、幼い頃に連れて行ってもらった中華料理屋は、今でも原点になっているかもしれません。

その料理屋さんは、ご夫婦が長崎出身でした。長崎は、中華街があったり、ちゃんぽんがあったりと、中華料理的な背景が結構あるのかなと思います。そのお店は、いまはもうありません。そこで食べた細長い餃子、キュウリの千切りののったラーメン、いまでも忘れられません。わたしの餃子の初体験は、そうした特徴のある焼餃子でした。今でも忘れることができないくらい美味しかったですし、んな餃子どこかにないかと探してしまいます。

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